韓国“脱原発”に 世耕大臣「国により状況異なる」[2017/06/20 20:04]

 韓国の文在寅(ムン・ジェイン)大統領がマグニチュード5.8の地震があったことを念頭に“脱原発”宣言をしたことについて、世耕経済産業大臣は「参考になった部分は特にない」と述べました。

 世耕経済産業大臣:「エネルギー政策の立案にあたっては、それぞれ国によって置かれてる状況が異なる」「(Q.参考になった部分は?)特にありません」
 文大統領は19日、去年9月に韓国の観測史上最大となるマグニチュード5.8の地震が起きたことを挙げ、「もはや韓国が地震の安全地帯ではない。準備中の原発建設計画を全面的に白紙に戻す」と宣言しました。また、「原発が安全でも低価格でもエコでもないことが明らかになった」と指摘し、再生可能エネルギーなどによる発電を積極的に進める方針を示しました。これについて、世耕大臣は「国によって置かれている状況が異なる」としたうえで、今年が見直しにあたる日本のエネルギー基本計画の検討に「影響するとは考えていない」と述べました。

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