再稼働か廃炉か…原発巡る東電株主の意見割れる[2017/06/23 11:49]

 東京電力の株主総会が開かれ、22兆円規模に膨らむ原発事故の処理費用を賄うため、原発を再稼働させる計画について株主の意見が割れています。

 東京電力の株主:「原発を再稼働してほしい。原発を再稼働すれば電気代も下がる」「原発から撤退して今後の生きる道を探るべき」
 株主総会では、広瀬社長が福島第一原発の事故による廃炉や賠償の費用について「政府の委員会で総額22兆円という見込みが示された」として柏崎刈羽原発の再稼働を盛り込んだ新たな再建計画に理解を求めました。株主からは「再稼働できる可能性は限りなくゼロ。廃炉にすべきだ」また、「原発を動かさなければ、財務の改善はできない」などといった意見が出され、賛否は割れています。

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