経団連・榊原会長 東レの「最高顧問」を退任[2017/06/29 20:04]

 経団連の榊原会長が27日付で東レの最高顧問を退任したことが分かりました。

 東レは退任理由について、「過去にも2年で退任した前例があり、それに基づいた社内規定に沿うもの」としています。株主や投資家などから「役割が分かりにくい」という声もあったということです。榊原氏は、経団連会長に就任した翌年の2015年に東レの相談役最高顧問に就任していました。今後は「最高顧問」の肩書は外れるものの、財界活動を行う基盤として「相談役」は続けるということです。「相談役・顧問」は日本企業固有の制度で、役割や権限が不透明だという指摘もあり、経済産業省の調査によりますと、上場企業の約2割が制度の見直しをしているということです。

こちらも読まれています