日EU、交渉膠着…お互い目指すは“関税撤廃”なのに[2017/07/01 17:50]

 日本とEU(ヨーロッパ連合)は、経済連携協定交渉の大枠合意に向けて2日目の閣僚級協議を行いましたが、依然として膠着(こうちゃく)状態が続いています。

 山本農林水産大臣:「再度、懸隔のある点を浮き彫りにしながら話し合ったが、膠着状態のままだ」
 山本大臣は1日朝、EU側が求めるチーズの関税撤廃などを巡って約20分間、EUのホーガン農業委員と2人だけで話し合って政治決着を目指しました。しかし、「隔たりがはっきりある」として歩み寄りはみられませんでした。その後、岸田外務大臣とEUのマルムストローム貿易委員も加わって協議しましたが、一致点は見いだせていません。また、午後5時前からは世耕経済産業大臣もEU側と会談し、先ほど終了しました。日本側が求める自動車の関税撤廃について意見を交わしたものとみられますが、こちらも難航しています。

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