出光興産 発行済み株式の3割の公募増資を実施(2017/07/03 18:41)

 石油元売り大手の出光興産は、取締役会を開き、現在の発行済み株式の3割にあたる4800万株の公募増資を実施し、約1400億円を調達すると発表しました。

 出光は昭和シェル石油との経営統合を目指していますが、出光の創業家側は合併を否決できる3分の1を超える株式を保有しているため、経営統合に向けた見通しは立っていません。こうしたなか、公募増資が行われると創業家側の株式保有比率は26%まで下がるため、経営陣としては新しく株を発行することで経営統合を進めようとする狙いがあるとみられます。増資について出光は「昭和シェルの株式取得のために使った資金の返済や有機EL事業への投資に充てる」と説明していますが、創業家側の代理人は「創業家の持ち分比率を希釈化することを目的とすることは明らかである」として公募増資の差し止めの仮処分を申し立てる方針で、統合の先行きは依然、不透明なままです。

番組スペシャル動画

教えて!あの街あの情報

防災リンク集