日欧のEPA交渉 総理が早期合意への全力交渉を指示[2017/07/04 19:16]

 安倍総理大臣は、日本とEU(ヨーロッパ連合)のEPA(経済連携協定)交渉に関する関係閣僚会合のなかで、早期の大枠合意に向けて全力で交渉にあたるよう指示しました。

 安倍総理大臣:「農業、農産品をはじめ、守るべきものは守り、EU市場に対して攻めるべきものは攻めていかなければならない」
 日本とEUの交渉では、EU側がカマンベールなどのチーズにかけられている約30%の関税の撤廃を求める一方、日本側は、EUが自動車にかけている関税の撤廃を求めて交渉は難航しています。先週末には、閣僚レベルの詰めの協議が日本で行われましたが、決着できませんでした。岸田外務大臣は5日に、ブリュッセルでEUのマルムストローム委員と再協議を行います。平行線だったチーズと自動車の議論がまとまれば、6日に行われる日欧首脳会談で大枠合意の発表ができる見込みです。

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