海流で発電できる装置公開 黒潮海域で実証試験へ[2017/07/07 23:36]

 IHIとNEDO(新エネルギー・産業技術総合開発機構)は、海流で発電できる装置を公開しました。8月中旬から鹿児島県沖の黒潮が流れる海域で実証試験を始めます。

 海流は太陽光や風力に比べて時間や季節による変動が少なく、比較的安定してエネルギーが得られると期待されています。公開された実証試験用の装置は、100キロワット級の発電能力があります。直径約11メートルのタービンが2つあり、海底の重りとロープでつなぎ、水深約30メートルから50メートルの場所で発電します。8月中旬から鹿児島県の口之島沖の黒潮海域で実証試験を始めます。
 IHI海洋技術グループ・長屋茂樹部長:「黒潮が日本近海に流れているのは、我が国の海洋資源として非常に有効なもの。2020年には実用化を目指していきたい」

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