政府の財政再建策に批判相次ぐ 経済同友会セミナー[2017/07/13 23:30]

 大手企業の幹部らが集まる経済同友会の夏季セミナーが開かれ、政府の財政再建策に対して批判が相次ぎました。

 セミナーでは、政府が先月にまとめた「骨太の方針」に消費税の引き上げが明記されなかったことや、膨らみ続ける社会保障費の対策について批判や危機感が相次いで示されました。
 ANAホールディングス・片野坂真哉社長:「(骨太方針に消費増税が明記されなかったことについて)折れるのは『骨太』とは言えない。ここを入り口にしっかりとがめるということが必要ではないか」
 東京海上ホールディングス・隅修三会長:「与野党ともにですね、社会保障あるいは消費税ということを口にすることすら、もうみんなタブーになってきている。ここからどうやって脱却できるのか」
 日産自動車・志賀俊之取締役:「社会保障費だけが抑制することなく増えていっていることの真実。不都合な真実を本当に直視しないと大変なことになる」

こちらも読まれています