東電会長が漁業者に謝罪 “汚染水”海洋投棄発言で[2017/07/20 07:08]

 東京電力の川村隆会長は、福島第一原発にたまっている放射性物質を含んだ水を海に捨てる案を「もう判断している」と発言したと報道されたことについて謝罪しました。

 全漁連代表理事・岸宏会長:「全国の漁業者と国民に対するまさに裏切り行為であり、極めて遺憾」
 東京電力・川村隆会長:「漁業関係者の皆様に大変なご不安、ご迷惑をお掛けしました。おわび申し上げます」
 川村会長は先週、福島第一原発のタンクに保管されている汚染水を浄化処理した基準値以下のトリチウムが含まれた水について、海に捨てることが「決まっている」と発言したと報道されました。しかし、海に捨てる案は漁業への風評被害などが懸念されるため、経済産業省の有識者委員会で慎重な議論が続いています。川村会長は海に捨てると「判断した事実はない」と釈明したうえで、「発言の仕方について反省している」と謝罪しました。

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