“燃料デブリ”取り出し 「9月メドに方針決める」[2017/07/25 15:20]

 東京電力福島第一原発3号機で、溶け落ちた核燃料とみられる塊が確認されたことを受け、世耕経済産業大臣は、9月に取り出し方針を決める考えを示しました。

 世耕経済産業大臣:「貴重な情報が得られた。分析・評価を踏まえ、9月をめどに燃料デブリの取り出し方針を決定したい」「(Q.2021年度取り出し開始の予定は変わらない?)現時点でロードマップがどうなるかはまだ申し上げられる段階にない」
 東電は先日、3号機の原子炉格納容器の中を水中ロボットで調査し、溶け落ちた核燃料、いわゆる「デブリ」とみられる塊を撮影したと発表しました。これを受け、世耕大臣はデブリの取り出し方法の決定に向け、9月をめどに複数の方法について技術的な課題と対応方法をまとめる考えを示しました。政府と東電は、来年度前半に取り出し方法を決め、2021年には作業を始める計画ですが、予定通りに進むかは難航が予想されます。

こちらも読まれています