審議委員2人が退任、3年ぶりの「全会一致」も 日銀[2017/07/25 23:32]

 日銀の審議委員について、現在の金融政策に反対の姿勢を続けてきた2人が退任し、新たにメガバンク出身の鈴木人司氏とエコノミストの片岡剛士氏が就任しました。

 日本銀行・片岡剛士審議委員:「引き続き金融政策を通じて、2%の物価安定目標の実現と安定化に向けて努力していく」
 新たに就任した片岡氏は、積極的な金融緩和で物価の上昇を目指す、いわゆる「リフレ派」とみられています。また、三菱東京UFJ銀行で副頭取を務めた鈴木氏も現在の金融政策には賛成とみられ、次回9月の金融政策決定会合では、約3年ぶりに「全会一致」となる可能性があります。
 日本銀行・鈴木人司審議委員:「(全会一致で政策決定されるのを危惧する声があるが?)9月に執行部の提案に賛成するか反対するかは現時点では不明だし、一概に何対何が良い悪いということはないのではないか」

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