核のゴミ最終処分施設 適性示す日本地図を公表[2017/07/28 15:07]

 政府は“核のごみ”の最終処分場の候補地を選ぶため、適性を示した日本地図を28日午後に公表しました。

 「科学的特性マップ」は、火山や断層の位置などから日本地図を4色に分けます。放射性廃棄物の海上輸送を考慮して、最も適性が高いとされた海岸から20キロ以内の「濃い緑色」を含む自治体は約900に上ります。
 世耕経産大臣:「適性度の高い地域というのが、ある程度、このマップを見ればはっきりしてくるので、そうした地域に対して、これまで以上に対話活動を充実させていく」
 マップについて専門家は、「海岸から20キロ以内でも、海がない自治体を除けば濃い緑色の自治体は大幅に減る」と指摘します。経産省は各地で説明会を重ね、将来的に複数の自治体に処分場の建設に向けた調査の受け入れを申し入れたい考えです。

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