東芝 日本の製造業で過去最大の赤字に 決算を発表[2017/08/10 13:55]

 経営再建中の東芝は、監査法人が「限定付き適正」意見を表明したことで昨年度の決算を正式に発表しました。

 東芝の決算を巡っては、原子力事業の会計処理を巡って監査法人と対立していましたが、監査法人がおおむね適正とする限定的な適正意見を表明しました。これを受けて東芝は、確定できずにいた2016年度の決算を正式に発表し、最終赤字は日本の製造業では過去最大の9657億円となりました。負債が資産を上回る債務超過は5529億円でした。東芝はまた、今年4月から6月の決算も発表し、本業のもうけを示す営業利益は966億円で、第一四半期としては2014年以来、3年ぶりに過去最高を更新しました。主力の半導体事業が好調だったことで利益を押し上げました。

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