アマゾン、独禁法違反の疑いある契約条件を撤回[2017/08/15 17:50]

 公正取引委員会は、ネット通販大手「アマゾン」の電子書籍子会社が出版社に義務付けた独禁法違反の疑いがある契約条件を撤回するとの報告を受けたと発表しました。

 アマゾンの電子書籍事業の子会社は、出版社に対してライバルのサイトと比べて最も安くすることを要求するなどの条件を契約で義務付けていました。公正取引委員会によりますと、アマゾンは今月4日までにこれらの契約条件を撤回する旨を出版社などに通知したということです。これまでアマゾンは、自社サイトでも販売する出品業者に対して同様の条件を義務付けたとして、独占禁止法違反の疑いで公正取引委員会の立ち入り調査を受けた経緯があり、自発的に撤回した形です。アマゾンは事実関係については認めたものの、「コメントは差し控える」としています。

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