佐川長官、就任会見行わない事情に“グレーな回答”[2017/08/21 23:27]

 学校法人「森友学園」に対する国有地売却を巡り、市民団体が佐川国税庁長官に対し「国会で虚偽答弁を行った」として、罷免(ひめん)要求の申し入れを行いました。

 醍醐聰東大名誉教授:「『諸般の事情のなかに、自分の国会での答弁が嘘だったということを言われることを避けたいという理由も入っているんですね?』と聞くと『答えられない』と。『答えられないというのは分からないのか、分かっているけど言えないのかどっちなのか』と聞いたら『両方です』みたいなことを言っていた」
 国税庁では、これまでは新長官が就任した際は会見を行ってきましたが、佐川氏については今月、就任会見を行わないと決めていました。市民団体は、財務省側がこれまでなかったとしてきた事前の価格交渉があったと報道されたことを引き合いに虚偽の国会答弁を謝罪し、撤回することや国会の場で証言することを求めました。そのうえで、速やかに国税庁長官を辞職するべきだと求めました。罷免要求の署名は、今月1日から20日までで1万706筆集まったということです。

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