ペットや虫などが火災の原因に NITEが注意喚起[2017/08/24 11:51]

 ペットや虫などが原因の火災事故が2012年度からの5年間で56件、起きています。例えばネズミが家電製品の配線をかじってショートさせたり、ペットがコンロのスイッチを入れて火災に至ったりするケースがあります。また、屋外ではゴキブリなどがエアコンの室外機に入り込むことがきっかけで発火する事故も起きています。発生しやすい場所や製品にはどんな特徴があるのでしょうか。

 NITE(製品評価技術基盤機構)によりますと、ペットのネコがファクスに尿を掛けて基板がショートしたり、イヌが携帯電話にかみ付いて充電中のバッテリーが発火する事故もあったということです。ペットによる事故はガスコンロやIH(電磁誘導加熱)調理器で起きることが最も多く、飼い主が外出中に点火スイッチを押して火災に至ったと考えられる事故が9件、起きています。NITEでは、飼い主が外出する際はペットをケージに入れておく、点火スイッチにロックを掛けたり電源プラグを抜いておく、ガスコンロやIH調理器などの周りには燃えやすいものを置かないようにするといった対策を呼び掛けています。

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