“半導体事業”の売却 東芝と米WDはトップ会談へ[2017/08/26 11:54]

 東芝は半導体子会社の売却を巡り、この週末にアメリカのウエスタン・デジタルのトップと会談して、合意に向けた最後の調整を行います。

 ウエスタン・デジタルは東芝に対し、12項目の要求を突きつけているとされ、トップ会談で合意できるかが注目です。東芝は半導体子会社の売却先として、ウエスタン・デジタルや日本の政府系ファンドなどで作る「日米連合」と交渉を続けています。ところが、2兆円の買収額のうちウエスタン・デジタルが引き受ける社債額の1500億円や今後の議決権などを巡って、まだ折り合いがついていません。東芝関係者からは「経営に関与させない。主導権を与えるのはあり得ない」という声も上がっていて、調整が続いています。東芝はメガバンクからの要請もあり、31日までには合意を得たい考えです。

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