高齢者のITトラブル 急増に歯止め掛からず[2017/09/13 16:18]

 インターネット通信やスマートフォン・タブレット端末などITに関連した高齢者のトラブルが急増していることが分かりました。

 国民生活センターによりますと、60歳以上の高齢者のIT関連の相談件数は、統計を取り始めた2009年度から昨年度までで7倍以上に増えていて、今年度も増加に歯止めが掛かっていないということです。具体的には「動画ストックサービスの無料体験期間が過ぎて解約を申し出たが、解約金が1万5000円かかると言われ、苦情を入れたが聞いてもらえなかった」「インターネット通信のオプションで月額4000円の身に覚えのない契約があって、気が付いたら1年半も経っていた」「ウイルスに感染したという表示をクリックしたことをきっかけに、2年間で5万円のメンテナンス契約をしたものの、パソコンの調子の悪い状態が直らなかった」などの相談が寄せられているということです。消費者庁では、消費者ホットライン「188(いやや)」に相談を寄せてほしいと呼び掛けています。

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