TPP11カ国の首席交渉官会合 初日の協議を終える[2017/09/22 07:03]

 東京都内で行われているアメリカを除くTPP(環太平洋経済連携協定)11カ国の首席交渉官会合は初日の協議を終え、アメリカの復帰に向けて凍結したい項目を各国が一気に出し合う展開になりました。

 渋谷政策調整統括官:「それぞれの項目についてどの国が一番、主張して、どの国が反対して、あるいは支持がないか、雰囲気は随分、整理された」
 アメリカを除く11カ国は、11月のAPEC(アジア太平洋経済協力会議)での大筋合意を目指しています。初日の会合ではアメリカの主張に沿って合意した項目のうち、復帰するまでの間、凍結したいものを各国が出し合った結果、約50項目に上りました。医薬品の開発データの保護期間を巡っては、凍結の要望が多数の国から寄せられたということです。政府関係者によりますと、日本は凍結項目を11月までに10個以内に抑えたい考えで、22日の会合では大幅に減らすため、詰めの協議を行います。

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