東芝半導体売却巡り、WDが差し止めの仮処分申請へ[2017/09/26 19:45]

 東芝の半導体子会社の売却を巡って、アメリカのウエスタン・デジタルは、国際仲裁裁判所に売却差し止めの仮処分を申請することを発表しました。

 東芝は今月20日に、半導体子会社をアメリカの投資ファンドや韓国の半導体メーカーなどからなる「日米韓連合」に売却する方針を固めました。これを受けて、売却に反対しているアメリカのウエスタン・デジタルは、10月上旬にも国際仲裁裁判所に売却差し止めの仮処分を申請することを発表しました。ウエスタン・デジタルは、これまでも売却の中止を申し立てていましたが、結論が出るまでには2年以上かかる見通しであることから、暫定的な措置を求める考えです。一方、東芝は売却先に決定した「日米韓連合」と正式に契約し、早期の売却完了を目指しています。

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