【報ステ】再生エネルギー革命〜日本の挑戦[2017/10/09 23:30]

 日本では、太陽光や風力の再生可能エネルギーは、高いとされているが、今世界では、驚異的な価格の低下が進んでいる。これまでの不安定で弱いエネルギーではなく、低コストで強いエネルギーという位置付けだ。モンゴル南部に広がる広大なゴビ砂漠で生み出された安い再生可能エネルギーを、各国の送電網と海底ケーブルでつなぎ、日本にまで持ってくる壮大な構想が動き始めた。ソフトバンクの孫正義社長が提唱する「アジアスーパーグリッド」だ。その現場を取材した。そして、世界で起きる再生可能エネルギーの地殻変動。日本の商社・丸紅がアブダビで手がけた大規模な太陽光発電。300万枚もの太陽光パネルを敷き詰め、原発1基分もの発電能力を持つ。さらにその発電コストは驚きをもって世界を駆け巡った。海底ケーブル敷設も、実は日本の企業が先進的な技術を持っている。イギリスとベルギーを結ぶ海底ケーブルを、先月つないだのは、住友電工。技術が進化し、高圧直流送電でどこでも結び付けることが出来る。エネルギーの現場は大きく変化し、日本が取り残される心配もあるが、全ては政治にかかっている。

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