みずほ、東北など一部地方の住宅ローンから撤退検討[2017/11/01 12:58]

 みずほフィナンシャルグループが東北や九州など、一部の地方で新規の住宅ローンから撤退することを検討していることが分かりました。

 候補に挙がっているのは東北や中国、九州など、都市部に比べてみずほ銀行の店舗網が少ない地域で、早ければ来年度にも新規の受け付けを取りやめます。過去に実施したローンについては今後も継続します。日銀の低金利政策などで収益環境が悪化するなか、競争が激しい地方での住宅ローンを減らす一方、メガバンクが得意とする地元企業の海外進出や事業承継に力を注ぎ、事業の選択と集中を進める考えです。住宅ローン金利は10年固定の最優遇金利がすでに1年以上も1%を下回る水準で推移していて、他の銀行でも事業を縮小する動きが広がる可能性があります。

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