TPP11の大筋合意難航 夜に再度閣僚会合[2017/11/09 19:25]

 ベトナム中部のダナンで開かれている米国を除くTPP(環太平洋経済連携協定)11カ国の閣僚会合は予定通りの日程で大筋合意できず、夜にずれ込みました。

 茂木TPP担当大臣は9日午前、開かれた閣僚会合で11カ国の大筋合意を実現させたい考えでしたが、合意には至らず、夜に引き続き行われることになりました。11カ国は、アメリカの強い意向で決められた項目をアメリカが復帰するまで当面、凍結することで合意の枠組みを守ろうとしています。各国の利害の差が大きい、医薬品のデータ保護期間や著作権は、各国凍結する方針でまとまりました。最終的に凍結するかしないか意見が割れている課題は国有企業の規定や労働者の権利問題など9項目に絞られましたが、ベトナムやマレーシアなどと折り合いがつかず、夜の閣僚会合までに、二国間折衝など最終的な調整を行う模様です。

こちらも読まれています