紛争加担の恐れは?中東市場に空自C2輸送機売り込み(2017/11/12 17:40)

 紛争の絶えない中東は世界最大の武器輸出市場です。その中東・ドバイで12日から始まった「航空ショー」に航空自衛隊の新型輸送機が初めて出展されました。

 12日から始まった「ドバイ航空ショー」。世界の軍事企業がこぞって最新鋭の武器をアピールしています。アメリカのロッキードはステルス戦闘機「F22」、フランスはシリアの攻撃に使われた戦闘機「ラファール」を展示するなど中東最大の武器の商談の場です。日本が今回、C2輸送機を持ち込んだのは、UAE(アラブ首長国連邦)への輸出を実現したいからです。今年に入って防衛装備庁と川崎重工は、UAE政府と水面下で交渉を進めてきました。また、他の中東諸国にもアピールする狙いがあります。
 防衛装備庁・大嶺徳和1等空佐:「C2(輸送機)を世界の人に広く知って頂きたい。現在、UAEとはC2に限らず、色んなことについて話し合いをしている」
 3年前、安倍政権は条件付きで「武器輸出」を解禁し、潜水艦や最新鋭の哨戒機、救難飛行艇などの輸出を積極的に推し進めてきましたが、価格が高いなど不調に終わっています。それにも関わらず、今度は中東にまで戦闘車両なども運べる輸送機を売り込もうとしています。防衛省内でも「中東はものすごく大きなマーケットだが、紛争の加担につながるとみられかねない」と慎重な声も出ています。ただ、実績を求める政府官邸の意向を受けて中東にも広げています。
 防衛装備庁・大嶺徳和1等空佐:「(Q.紛争に加担する懸念はないか?)厳正な審議を行ったうえ、移転することになりますので。今後、しっかり審議を行ったうえ、判断するものだと思っています」

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