経営破たんのタカタ 米自動車部品会社に事業譲渡へ[2017/11/22 11:17]

 エアバッグの異常破裂問題で経営破綻し、民事再生手続きを進める自動車部品大手のタカタは、中国企業傘下のアメリカの自動車部品会社に資産と事業を譲渡する最終合意をしたと発表しました。

 タカタは、中国企業傘下のアメリカの自動車部品会社「キー・セイフティー・システムズ」とタカタのシートベルトなどの事業を譲渡することで最終合意しました。譲渡価格は総額約1750億円になるということです。来年3月までの譲渡手続きの完了を目指しています。エアバッグの問題に伴うリコール対応関連の事業は引き続きタカタが担いますが、最終的には清算される予定です。東京商工リサーチによりますと、タカタが認めた負債総額は約1兆800億円で、製造業としては戦後最大になるということです。

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