東レ子会社がデータ改ざん タイヤ補強材などで不正[2017/11/28 11:49]

 経団連会長を輩出している大手化学メーカーの東レは28日午前に緊急会見を開き、子会社が検査データを改ざんしていたと発表しました。

 東レ・日覚昭広社長:「この度は大変なご迷惑ご心配をお掛けし、誠に申し訳ありません」
 東レ子会社の東レハイブリッドコードは、タイヤの補強材などで顧客と取り決めた品質データの数値を不正に書き換えていました。データの改ざんは、品質保証を管轄する部署の当時の室長が行っていたもので、不正は149件で、去年の7月に社内アンケートで発覚したということです。11月初めにネット上で書き込みがあり、公表しました。日本のメーカーによる品質不正が相次ぐなか、東レの榊原相談役は経団連の会長を務めていて、日本の産業界の信頼性に大きな影響を与えそうです。

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