景気判断を上方修正 衣類やサービスが好調 内閣府[2017/12/08 15:20]

 内閣府は11月の景気ウォッチャー調査を発表し、景気の基調判断を上方修正しました。

 タクシー運転手や商店街で働く人など、景気に敏感な職業を対象とした景気ウォッチャー調査で、11月の景気の現状判断指数は2014年1月以来の高さとなる55.1で、3カ月連続で上昇しました。家計動向を見ると、小売り関連部門では、気温の低下から冬物衣類の売れ行きが好調で4.7ポイント増加しました。また、サービス関連でも10月の台風や総選挙などの反動増から7.8ポイントと大きく増加しました。北関東のホテルでは「宴会予約も多く入り、年越し関係の稼働率も80%を超える日が続き非常に好調」などの声が上がっています。内閣府は「家計動向が上向いているのは心強い」としたうえで、景気の基調判断を「緩やかな回復が続いている」と上方修正しています。

こちらも読まれています