クロマグロ回復状況で漁獲枠拡大も 国際会議閉幕[2017/12/08 19:22]

 マグロの資源管理を話し合う国際会議が閉幕し、資源量の回復状況に応じて漁獲枠を増減させる新たな規制を導入することが正式に決まりました。

 8日未明にフィリピンのマニラで閉幕した「中西部太平洋まぐろ類委員会」ではクロマグロの資源管理について、資源の回復目標への達成率が75%を超えれば漁獲枠を増やせることを決めました。しかし、直近の達成率は62%で、今年はすでに北海道などの一部の地域で漁獲上限を超えているため、日本はさらなる管理の徹底が求められます。一方、メバチマグロやカツオの不漁に悩む日本は南太平洋での管理強化を求めましたが、賛成は得られず、漁獲制限が緩和される結果となりました。

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