東芝の元社長・西田厚聰氏死去 米原発WH買収を決断[2017/12/10 12:17]

 東芝の社長や会長を務め、おととしの不正会計の責任を取って相談役を辞任した西田厚聰氏が9日、急性心筋梗塞(こうそく)のため亡くなりました。73歳でした。

 西田氏は1975年に東芝に入社し、「dynabook」で知られるパソコン事業や海外子会社の役職を歴任し、2005年に社長に就任しました。2009年には会長に就任し、経団連の副会長を務めるなど財界活動にも積極的に取り組みました。しかし、社長時代に買収を決定したアメリカの原子力会社「ウェスチングハウス」の巨額損失が東芝の経営破綻の要因となりました。西田氏は2015年に発覚した一連の不正会計の責任を取って、当時の相談役の職を辞任していました。

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