東電、社員に月157時間の残業も 柏崎刈羽原発で[2017/12/19 16:26]

 東京電力は、柏崎刈羽原発の安全対策を担当する社員17人に労使協定を超えた長時間労働をさせていたと発表しました。

 東京電力:「原発の安全向上に取り組む多くの課題に対して、速やかな対処を経営者が求めたことから、本人らは時間を守ることが難しいと感じながら、目の前の業務をやり遂げることを優先した」
 東京電力によりますと、1月から11月にかけ、柏崎刈羽原発の安全対策を担当する原子力設備管理部の社員17人に最大で月に157時間の残業をさせていました。17人は設備の設計や再稼働審査の合格に向けた書類の作成などの業務にあたっていたということです。健康被害はありませんでした。東京電力は「適切な労務管理ができず、重く受け止めている」として労働基準監督署へ報告しました。原発の再稼働を巡っては去年、高浜原発の審査に対応していた関西電力の男性社員が過労自殺しています。

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