ビットコインは「異常な高騰」 日銀・黒田氏が苦言[2017/12/21 17:46]

 日銀の黒田東彦総裁は、インターネット上の仮想通貨であるビットコインの最近の動きについて「異常な高騰」だと発言しました。

 日銀・黒田東彦総裁:「グラフを書いてみると、異常な高騰であることは事実だと思います。今のビットコインは投資ないし投機の対象になって取引が行われている」
 黒田総裁は会見でこのように述べ、ビットコインが「決済手段として通貨と同じように機能していない」との認識を示しました。ビットコインは先月26日に価格が初めて100万円を超えるとそこから2週間ほどで一気に230万円まで上昇するなど、今も急激な乱高下が続いています。黒田総裁は2013年の会見で、ビットコインについて「大いに関心がある」と発言していましたが、今の認識では「単なる投機」に過ぎず、現時点で「金融政策への影響はない」ということです。

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