「核のごみ」説明会 少なくとも79人に謝礼呼びかけ[2017/12/28 05:56]

 原発から出る「核のごみ」の説明会に謝礼金で学生が動員された問題で、NUMO(原子力発電環境整備機構)は過去のセミナーなどで少なくとも79人に動員の疑いがあることを明らかにしました。

 NUMO・近藤駿介理事長:「原子力行政、事業に対する国民の信頼、皆様の信頼を毀損してしまい、深くおわび申し上げます」
 NUMOと経済産業省が各地で主催する核のごみの処分場に理解を求める説明会では、業務委託先の会社が79人に謝礼を約束して参加を呼び掛け、うち2人に5000円の謝礼をしていました。また、東電の社員らにも参加を呼び掛けていました。こうした調査結果を受け、NUMOは近藤理事長ら幹部の報酬を減額したうえで、再発防止策ができるまで数カ月間は核のごみの説明会を中止するとしています。

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