再稼働の議論“当面なし”新潟・米山知事が強調[2018/01/09 23:31]

 東京電力の小早川智明社長と新潟県の米山隆一知事が会談し、米山知事は「国から異を挟まれる立場にない」と述べ、当面は再稼働の議論は行わない考えを改めて強調しました。

 東京電力・小早川智明社長:「柏崎刈羽6、7号機の設置変更許可が原子力規制庁より頂くことができました」
 新潟県・米山隆一知事:「国の判断なので、県として何か言うことはないんですが、同時に県としては、県の判断に対して国から異を挟まれる立場にないと理解しております。(原発事故の)検証ができなければ、再稼働の議論は始められないという県の態度はいささかも変わることはなく、検証を進めて参ります」
 小早川社長と米山知事の会談は、柏崎刈羽原発6、7号機が去年12月に国の原子力規制委員会で新規制基準への適合を認められてから初めてです。小早川社長は、再稼働に厳しい姿勢を示す米山知事に対して「知事が掲げる検証に最大限協力する」と述べました。

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