生活「ゆとりない」が増加 収入伸びず物価だけ上昇[2018/01/11 18:36]

 相次ぐ値上げを受けて、生活に「ゆとりがない」と考える人の割合が増加傾向にあることが分かりました。

 日銀が発表した「生活意識に関するアンケート調査」で、現在の暮らし向きについて「ゆとりが出てきた」と答えた人の割合が前回(9月)の7.3%から6.5%に減少した一方、「ゆとりがなくなってきた」という回答は40.2%となり、3四半期連続で増加しました。収入が伸び悩む一方で、物価だけが上昇して家計の支出が増加したことなどが背景です。また、値上げの影響で1年後の物価についても「上がる」と答えた人が9月の70.4%から75.6%に増加しています。日銀では人々の物価に対する考え方が「少し変化したかもしれない」と分析しています。

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