続く節約志向 安く酔えるビールがトレンドに?[2018/01/12 05:55]

 消費者の節約志向が続くなか、「安く酔える」ビールがトレンドになりそうです。

 キリンビールは11日、アルコール分を高めたアルコール分6%の第3のビール「本麒麟」を発表しました。消費者の厳しい節約志向は続いていて、少ない量でも満足できる高アルコール商品の需要が高まっているとしています。アサヒビールも、大手として初めてアルコール分7%のビールを4月に発売します。ビール類の市場は減少が続く見込みですが、酒税一本化に備え、各社ビールに力を入れる方針を打ち出しています。消費者の節約志向は引き続き強く、日銀の調査でも、現在の暮らしについて「ゆとりがなくなってきた」という回答が増加しています。収入が伸び悩む一方、物価だけが上昇し、家計の支出が増加したことなどが背景にあるとみられています。

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