日銀、今回も異次元緩和を「現状維持」[2018/01/23 12:49]

 日銀は23日の金融政策決定会合で、異次元緩和の現状維持を決めました。

 日銀は現在、短期金利をマイナス0.1%、長期金利を0%程度に誘導するよう国債の買い入れを行っていますが、日銀が目指す物価上昇率2%の実現はまだ遠いことから、賛成多数で大規模な金融緩和の現状維持を決めました。同時に発表した「展望レポート」でも、将来の実質GDP(国内総生産)や消費者物価指数の見通しを維持し、物価が2%程度に達する時期は、これまでと同じ「2019年度ごろ」としています。一方で、人々が今後の物価をどう見ているかを示す予想物価上昇率は、前回までの「弱含み局面」から、今回は「横ばい圏内で推移している」に変更しました。

こちらも読まれています