平均株価が急落 NYダウ史上2番目の下落受け[2018/02/09 11:46]

 ニューヨークダウ工業平均株価がまた急落し、東京市場にも影響が出ています。ニューヨークダウは2日に大幅に値下がりし、その後、いったん持ち直すかに見えました。しかし、8日の終値は1000ドル以上、急落して過去2番目の下げ幅になりました。これを受けて9日の東京市場は一時、700円以上の下げ幅になっています。

 (経済部・賀谷真実記者報告)
 東京株式市場、平均株価、9日午前の終値は8日より705円安い2万1185円です。リスクを回避しようとして売りが膨らんでいます。アメリカの長期金利の上昇をきっかけにニューヨーク市場でダウ平均株価が急落したことを受け、大手証券会社のディーリングルームでは9日朝から緊張感が漂っていました。
 大和証券投資情報部・石黒英之シニアストラテジスト:「アメリカの金利上昇や金融引き締め加速を懸念して市場心理が疑心暗鬼になっている。(東京市場でも)海外投資家を中心に日本株の持ち高を落とす動きが目立つ。相場の波乱が収まるにはアメリカ市場の動揺が収まる必要がある」
 5日から乱高下が続いているマーケットですが、3連休明けの来週、そして、それ以降もアメリカの相場次第で緊張が続きそうです。

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