日銀・黒田氏続投へ 金融緩和“着地点”が課題[2018/02/10 11:52]

 日本銀行の次期総裁の人事について、政府は4月に任期が切れる黒田東彦総裁を続投させる方向で最終調整に入ったことが分かりました。

 黒田総裁は2013年に就任して以降、大規模な金融緩和を打ち出してきました。複数の関係者によりますと、政府は黒田総裁が株価の上昇や雇用の回復など、アベノミクスに貢献してきたとして続投させる方向で調整を進めているということです。ただ、金融緩和は銀行の経営悪化につながることなどが懸念されていて、続投した後は金融緩和をどう終わらせるかが課題です。政府は今月中にも人事案を国会に提示します。

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