仮想通貨の安全性強化へ 業界2団体の統合を検討[2018/02/19 11:55]

 仮想通貨の不正流出問題を受けて、現在2つある業界団体が今年4月にも統合し、新たな団体を作る方向で検討していることが分かりました。

 統合を検討しているのは、「日本仮想通貨事業者協会」と「日本ブロックチェーン協会」です。今年4月をめどに統合し、新たな自主規制団体を設立する方向で調整を進めています。仮想通貨取引業者「コインチェック」から580億円分の「NEM」が流出した問題では、セキュリティー対策の甘さが指摘されています。統合によって自主規制団体に認定されると、業者に対する調査や処分の権限が強化されることになります。ただ、両団体には技術面などへの対応で方針にずれもあり、協議は難航する可能性もあります。

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