“謝礼で動員”批判相次ぐ 「核のごみ」説明再開で[2018/02/21 19:15]

 謝礼で学生を動員するなど、不適切な運営で中断していた経済産業省などが主催する「核のごみ」の説明会が再開しました。しかし、参加者からは厳しい意見が相次ぎました。

 参加者:「若者をお金でつるような人たちが『問題を先送りしない』とか言わないでほしい」「不信感が払拭されるだろうと思って参加したのに、今までと全く変わらない」
 核のごみの処分場に理解を求める説明会は、NUMO(原子力発電環境整備機構)と経産省が主催ですが、業務委託した業者が謝礼で学生を参加させたほか、電力会社の社員が「一般参加者」として出席したことが発覚し、NUMO幹部らが処分されました。約2カ月ぶりに都内で再開した説明会は「謝礼提供などによる募集はしない」などのルールが示されましたが、参加者の不信感は拭えませんでした。経産省は各地で説明会を開催し、処分場の候補地選びにつなげたい考えですが、見通しは立っていません。

こちらも読まれています