春闘・集中回答日 大手各社で去年上回る回答相次ぐ[2018/03/14 23:40]

 政府が3%の賃上げを求めている今年の春闘は大手企業の集中回答日を迎え、去年を上回る回答が相次ぎました。

 春闘の相場をリードするトヨタは、ベースアップや定期昇給などを含め、去年を上回る3.3%の賃上げで妥結しました。また、日産はベアに相当する賃金改善分として月額3000円の満額回答となるなど、自動車大手12組合すべてで、前年以上の賃上げとなりました。日立や三菱電機など電機各社も月額1500円のアップで、5年連続のベアとなりました。今後は中小企業の労使交渉が本格化しますが、大手の流れが波及するかどうかが焦点となります。
 経団連・榊原定征会長:「相当、高い水準での回答がなされたと思う。(中小にも)良い影響を与えることを期待したい」
 これまで各社に賃上げを促してきた経団連の榊原会長は、今回の回答状況を高く評価しました。

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