小型クロマグロの漁獲枠 北海道と鹿児島がゼロに[2018/03/19 00:41]

 小型の太平洋クロマグロについて、水産庁が北海道と鹿児島県で来期の漁獲枠を実質ゼロにする方針だということが分かりました。

 水産庁は、太平洋クロマグロのなかで30キロ未満の小型のものについて、都道府県ごとに定められている漁獲上限を7月から北海道と鹿児島県でゼロとする方針だということです。北海道は今期、上限の112トンを670トン以上超過し、鹿児島県も上限の3倍に達しています。水産庁は、超過した分を来期の漁獲枠から差し引くことにしていて、他に岩手と高知の両県も大幅減になるということです。日本全体では今期すでに枠の98%を取っていて、2期連続で国際的に定められた上限を超えることが見込まれます。

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