G20各国 「貿易戦争」「保護主義」を批判[2018/03/20 15:03]

 アルゼンチンで開催中のG20(財務相・中央銀行総裁会議)で参加した各国は、貿易戦争や保護主義に反対するとの立場でおおむね一致しました。

 注目された仮想通貨の議論は2日目に持ち越されたものの、アメリカが打ち出した鉄鋼製品などへの輸入制限措置について各国から批判が噴出しました。
 木原稔財務副大臣:「内向き政策への懸念というのが各国から出たのは事実であります。具体的な共通認識はあすのコミュニケを見てほしい」
 会議に参加した財務省の関係者によりますと、貿易赤字は2ケ国間ではなく、グローバルに見て解決すべきだとして、アメリカが押し進める輸入制限を念頭に、各国から否定的な意見が相次ぎました。これに対してアメリカ側の反応は分かっていませんが、「貿易戦争は誰の利益にもならない」という点で、参加国はおおむね意見が一致したということです。

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