北海道経産局 資料事前に入手 原発説明変更求める[2018/04/06 11:36]

 北海道の高校で行われたエネルギーの講演で北海道経済産業局が原発に関する説明の変更を求めていたことが分かり、世耕経済産業大臣は「誤解を与えた」として見直しを指示しました。

 世耕経済産業大臣:「原子力の論点だけ取り上げて言及したのは誤解を与えかねない面があったと思ってる。事業の運営方法を抜本的に見直したい」
 経済産業省によりますと、北海道経産局は去年10月、ニセコ町の高校で行われた大学助教の講演資料を事前に入手し、原発の発電コストが高いことを前提にしたり福島第一原発の事故を例に安全性を指摘する説明について「特定のエネルギーの問題点だけを扱わないように」などと変更を求めていました。この講演は経産省が主催するエネルギー教育に関する支援事業の一環で、世耕大臣は「委託事業の内容に責任を持つのは当然」と理解を求めたうえで、運営方法については見直しを指示しました。

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