23の県で「単独の存続が難しい」 地方銀行の苦境[2018/04/12 11:06]

 金融庁の有識者会議は、地方銀行の経営環境が厳しい北陸や四国など23の県で「単独で存続するのは難しい」などとする報告書をまとめました。

 この報告書は地方銀行が抱える課題をまとめたもので、人口減少などによる収益の悪化で地方銀行が1つの県で採算が取れないところが23県あるとしています。また、2行での競争が困難な地域は、北海道や京都府など13道府県に上るということです。こうしたことから、報告書では公正取引委員会の承認が得られず、延期になったふくおかFGと十八銀行の統合について、経営の健全性を維持するための選択肢として余力があるうちに承認すべきだとしています。

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