「首相案件」農水省でも発見 総理秘書官の面会記録[2018/04/13 11:47]

 学校法人「加計学園」の獣医学部新設を巡り、「首相案件」と書かれた文書が政府側でも見つかりました。愛媛県は、職員が当時の柳瀬唯夫総理秘書官と面会し、柳瀬氏が「首相案件」と発言したとする記録文書を作成したことを認めていました。また、愛媛県側はこの文書を関係省庁に配布した可能性があるとしていて、これを受けて政府が調査したところ、農林水産省で文書が見つかりました。

 斎藤農水大臣:「職員1名が別紙の文書を保有していました。この文書は前任者から紙ベースで受け取ったと」
 見つかった文書は、愛媛県の職員が作成したとされるものと内容がほぼ同じで、獣医師法などを担当する部署にいた職員が保有していました。その職員は約3年前に前任者から文書を引き継ぎましたが、農水省とは直接関係がないと考え、行政文書としての管理はせず、個人的に保存していました。
 元総理秘書官・柳瀬唯夫氏:「(Q.農水省から愛媛県との面会文書が見つかったが?)報道は拝見しました。私のこれまでのコメントの通りです」「(Q.コメントの中には受け止めがありませんが、さすがに思い出したんじゃないですか?)…」
 元内閣府地方創生推進室次長・藤原豊氏:「必要なことは内閣府に伝えていますので、そちらにお尋ね頂ければ」「(Q.内閣府は答えませんが?)…」
 同じく愛媛県から文書が渡された可能性がある内閣府などでは文書は見つからず、引き続き調査するとしています。

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