富士フイルムがゼロックスが対立 契約破棄で提訴も[2018/05/18 23:34]

 富士フイルムは、アメリカの事務機器大手のゼロックス買収を巡って、契約の破棄を発表したゼロックス側を提訴する考えを改めて示しました。

 富士フイルム・助野健児社長:「彼らと締結している契約は法的拘束力がある。これは一方的な破棄は認められないわけで、ここに関してはとことん戦っていく。終わったわけではなく、双方の結んだ契約というのは、あくまで我々はまだ生きていると思っている。この正当性を粛々と主張していく」
 このように、富士フイルムの助野社長はゼロックスに対して今後、訴訟や損害賠償を含めた手段に出ることを明らかにしました。一部の株主が主張する買収金額の引き上げについては、「富士フイルムの株主にとってプラスになるか見極めて判断していく。決して彼らの言う通りに進めることはない」として、今回の契約の正当性を引き続き訴えていく考えを示しました。富士フイルムは1月にゼロックスの買収を発表しましたが、その後、ゼロックス側が株主の反対を受け、買収合意を破棄するなど二転三転していました。

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