麻生大臣「辞任はしない」「昭恵氏調査しない」[2018/05/25 16:55]

 森友学園との交渉記録の廃棄や決裁文書の改ざんと言う前代未聞の事態を招いた責任について、麻生財務大臣は「きちんと対応することで職責を果たしていきたい」と改めて辞任の意思がないことを示しました。

 麻生財務大臣:「私の責任ついては、一連の問題をきちんと対応するということで引き続き職責を果たしていきたいと思います。私への責任はこういったことが起きないように原因究明と再発防止に全力を挙げたい」「(Q.不正が起きた時の大臣がそのまま調査して真相究明や組織の立て直しは徹底されると考えるか?)今、申し上げた通り、先ほど申し上げた通りです」
 また、財務省が「交渉記録」とともに国会に提出した「本省相談メモ」には、2014年4月28日に森友学園側が安倍昭恵総理夫人の写真を近畿財務局に見せた際の内容が記録されていませんでした。森友学園との「交渉記録」によると、これを境に財務省の対応が変わったとみられています。麻生大臣は記録がないことについて「不思議には思わない」と述べました。
 麻生財務大臣:「別に不思議に思いませんでした」「(Q.多くの人は不思議に思っている部分だが、本当に不自然に感じないで再調査等を求めたりということはしなかったのか?)写真が残っていないことに関して、特に不思議な感じはしませんでしたね」「(Q.安倍昭恵夫人の関与が注目されているが、不自然に感じずに再調査を命じないで真相究明と組織の立て直しができるのか?)はい」
 そのうえで、麻生大臣は昭恵夫人の関与についても調査しない考えを示しました。
 麻生財務大臣:「(Q.4月28日の記録は残っていないので、やはり再調査を命じるべきではないか?)今、考えているわけではありません」「(Q.なぜですか?)ないと言って出した資料をもう一回調査しろと言ってるわけ?」「(Q.調査をやることはできると思うが?)今の段階で考えているわけではありません」

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