金融庁、仮想通貨の「みなし業者」に初の登録拒否[2018/06/08 09:28]

 金融庁は仮想通貨交換業者として登録申請中の「みなし業者」であるFSHOに対し、登録を拒否する処分を発表しました。みなし業者の登録拒否は初めてです。

 金融庁によりますと、FSHOは横浜市にあるマンションの一室を使って仮想通貨と現金の交換を行っていましたが、ある人物が複数回にわたって億円単位の取引をしたにもかかわらず、マネーロンダリング対策のための本人確認が不十分であったり疑わしい取引の届け出もしていませんでした。金融庁ではコインチェックの問題以降、みなし業者への立ち入り検査を実施し、FSHOに対しては2度の業務改善命令と業務停止命令を出していました。しかし、その後も同社に改善の兆しが見えないことから、金融庁としては初めての登録拒否に踏み切りました。

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