「トン数の方がマシ」森友で検査院調査への対策メモ[2018/06/08 11:47]

 森友学園への国有地売却問題です。会計検査院は去年11月、ごみの撤去費8億円余りを値引きした算定方法に「十分な根拠が確認できない」と報告していました。その2カ月前、財務省と国土交通省の担当局長らが会計検査院の調査に対応するため、協議したメモがあったと共産党が公表しました。そこには「総額を消すことが重要だ」「金額よりトン数の方がマシだ」などと書かれていました。検査院から具体的な価格について指摘されることを避けようとしていたことがうかがえます。それぞれの大臣に8日、聞きました。

 麻生財務大臣:「私らの方にはメモはありませんから、片一方の話だけということにしかなりません。佐川なり…佐川じゃない、太田か。太田局長と航空局長…の話のやり取りの話なのであって」「(Q.調査は考えていますか?)調査?」
 一方、国交省は5日に「総務課長によれば、個人的なメモとして作成したような記憶もある」と国会答弁しています。石井国土交通大臣はメモの内容などを調査していることを明らかにしました。
 石井国土交通大臣:「(Q.国会でのやりとり受けて、国交省で調べたか?)調べている最中です。まだ見つかっていません」
 また、国交省内に会計検査院の対策チームが存在していた疑惑については。
 石井国土交通大臣:「(Q.国交省で会計検査院の対策チームがあった?)コメントは控えさせて頂きます」「(Q.対策チームがあったのかどうか?)コメントは控えさせて頂きます」「(Q.チームがあったかどうかも?)それも含めてコメントは控えさせて頂きます」

こちらも読まれています